(Picture provided by KALANI Pascual)
Lap5 (Mile 83)
4:17am
Nature Centerを出てPauoa Flatsに差し掛かったところで、ウルトラ特有の浮き沈みが訪れた。それも今回は沈みの方だ。気持ちが切れかかった。
いつもだったら「何クソ負けてたまるか!」と自分に激を飛ばすんだけど、今回は何か違った。
「100マイルを100回走る」というボンヤリとしていた夢が、100マイルの完走をひとつひとつ重ねるごとに「やれたらいいなぁ」から「いやマジでいけるかも?!」そして遂に「絶対に52歳までにやってみせる!」と明確になってきた今日この頃。
この壮大な夢物語が自分の中で可愛くなってきたというのか。特別なものになりつつあるのか。自分の人生の一部になってしまったのか。
この夢物語を家族は全力でサポートしてくれて、身の回りの多くの仲間達が自分のことのように期待してくれて、そして今では多くのブランドもこの夢に賛同してサポートしてくれたりと、自分一人だけの夢ではなくなってきた。
気持ちが沈んだ残り17マイル地点。ここで潰れるわけにはいかない。このレースでは83マイル地点かもしれないけど「100マイルを100回走る」という夢に対してはまだまだ25マイル地点。いや正確に言えば、24.83マイル地点。
そうか俺はまだ25マイル地点も通過していないのか。
そう思った瞬間にこのレースで少しでも順位を上げたいとか、タイムを1秒でも削りたいとか、そうゆう気持ちがスッと消えた。消えたというか誰かに「まだまだ25マイル地点なんだから焦るな!」とアドバイスをされて少し冷静さを取り戻した感じ。決してレースを投げ出したわけでもなく、自分に負けたわけでもなく。
いつもだったら完全燃焼系でオールアウトしてゴールするんだけど今回は違った。
5位6位のNickとTravisに追いつこうと思ったら追いつけたかもしれない。7位のGuillaumeにはNuaanuからの登りで追いついた。「俺はもうお前のものだよ。抜くなり、煮るなり、俺はこれ以上ペースを上げられない、、」と言われた。でも今日のレースはここまで。
Guillaumeを抜かずに今回のHURTの出来事や、この夏一緒に走ることになるAngeles Crest100のことなど、たわいもない会話をしながらゴールまで一緒に走った。楽しい時間だった。
5位6位のNickとTravisに追いつこうと思ったら追いつけたかもしれない。7位のGuillaumeにはNuaanuからの登りで追いついた。「俺はもうお前のものだよ。抜くなり、煮るなり、俺はこれ以上ペースを上げられない、、」と言われた。でも今日のレースはここまで。
Guillaumeを抜かずに今回のHURTの出来事や、この夏一緒に走ることになるAngeles Crest100のことなど、たわいもない会話をしながらゴールまで一緒に走った。楽しい時間だった。
そして25回目となる100マイルを完走した。タイムは25時間44分、総合8位。
自分の夢物語はまだまだ25マイル地点。100マイルレースであればまだスタート地点にすら立ってない。今回の100マイルで芽生えた新たな気持ちの変化。残りの100マイルが更に楽しくなってきた。
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Special Thanks to...
Answer 4
Hunger Knock
Runblur
Suunto
Vespa
Run boys Run girls
Altra
いつもサポートしてくれて有難うございます!
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Next race coming up..
Orcas Island 100 (Friday, Feb 19, 2016 @ 8am)
http://www.rainshadowrunning.com/orcas-island-100.html
rd_tomo