TDT2016SSと一部TDT2016FWで頂いたドネーションは、インド(ムンバイ)に出張に行った際にSHANTI DAANという施設に寄付させて頂きました。
施設はロの字形の建物で、中庭を囲むように回廊があり、その周りが大部屋になっていて、沢山のベッドが並んでいた。政府から寄付されたこの土地はゴミ捨て場の真横に位置しているからニオイや衛生面でも、決して良いとは言える環境ではないけど、SHANTI DAANまで来た道中の車内から見えたスラムに住む人々に比べたら良いのかもしれない。
施設で働いているブラザー、というよりも無賃でやっているのでボランティア、週末のみボランティアするブラザー、またはこれを生き甲斐として一年中ボランティアをするブラザーもいた。
自分が常識知らずなのか、世の中にはこのような現実があった。
目の前に広がる現実が正直ショックで、嘘であって欲しいと現実逃避したくなるような気持ちにもなった。そんなことを一瞬でも思ってしまう自分が恥ずかしく情けなかった。ただ世の中にはこのような現実があり、これをしっかり受け止め、また更に何か自分にも出来ないか?という気持ちでドネーションをさせて頂いた。
施設の中の様子の写真は撮っていません。ブラザーが言っていました「捨てられたこの子達の写真を撮る意味が何処にあるのか?」このとても深い言葉が胸に刺さりました。
自分には何が出来るのだろうか?決して大きなことは出来ないかもしれない、でも小さいことは出来る、そしてそれを継続していきたい、自分には何が出来るのだろうか?そんなことを思いながらSHANTI DAANを後にしました。
2014FWから始まり、今までまで合計224kg(2014FW: 28kg、2015SS: 42kg、2015FW: 80kg、2016SS: 74kg)相当の衣類や文具をフィリピン、タイ、インドに寄付させて頂きました。ご協力して頂きました皆さん、本当に本当にありがとうございました。
今後もまたどうぞご協力お願いします。
rd_tomo